漫画のはなし
「〇〇ちゃんには読んでほしいな〜」、「どうせ読んでくれないんでしょ、〇〇ちゃん🥺」、「俺の人生のバイブルだから」。
きっと誰でもこんな台詞を好きな人に並べられたら、どんな漫画でも読んでしまうと思う。
仕方ないなぁ、とライン漫画で一巻購入してみた。おやすみプンプン① 浅野いにお。
まだ一巻しか読んでないので偉そうに色々私なりの見解を書くつもりはない。また、強くお勧めしたり、否定したりする気もない。
しかし、1つだけ言えるのは、毎日続ける!などとほざいていたこのブログをさぼりまくり、自堕落な生活を送っていた私が、読後、秒速でこの文章を綴り始めた、という事実から、このたった一巻の漫画が良くも悪くも私になんらかのショックを与えたことは間違いないことを察して欲しい。
なんて言えばいいのだろうか、面白いなんて言葉を使うと薄っぺらい気がするし、楽しい漫画とはとても言えない。しかし、読んで良かったし、続きは電気書籍ではなく、紙の本で必ず読みたいと思う。
とにかく私は今心臓を掴まれているような気分だ。ぎゅーっと掴まれて、痛い。そしてドラゴンボール何十巻を一気読みした後よりも疲れている。重たかった。
トリの形をした主人公プンプンは私とは似ても似付かず、何もかもが全く異っているのに、彼が作中で体験した感情につよい既視感を覚えてしまう。
よっぽど、そこら中に溢れる少女漫画に出てくる元気な女の子たちの方が私に近いはずなのに、私の中にプンプンが入ってくるような、そんな感じがした。ずけずけと。
日常的に味わうことはないが、必ず誰もが味わったことのある、息が苦しくなるような感情をこんなに一気に与えてくれて、ありがた迷惑だ。
大人になる前にこの漫画に出会えて良かった。それだけ声を大きくして言いたい。
おやすみみんな。